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【巨人】ベテラン坂本勇人4番として10年ぶり本塁打「上を見ないで、まずは自分たちの野球を」


DeNA対巨人 11回表巨人無死、坂本は勝ち越し本塁打を放ち笑顔(撮影・足立雅史)

<DeNA1-2巨人>◇11日◇横浜

ベテランが大きな1勝をもたらした。巨人坂本勇人内野手(36)が延長11回にDeNA颯から2号決勝ソロを放った。

2試合連続で「4番三塁」でスタメン出場。4番としては15年6月7日ソフトバンク戦以来、6本目のアーチをかけた。勝ち越し点が遠い重苦しい展開だったがプロ通算300号まであと3本と迫る1発で接戦を勝ちきった。

   ◇   ◇   ◇

思わずほおが緩んだ。延長11回。坂本は先頭で打席に入ると息を吐いた。1ストライクから颯の内角直球を狙い澄ましたかのように強振した。打球は左翼席最前列へ。「ボールが(グラウンドに)返ってきたと思ってたので、ホームランじゃないと思った」と、一度は二塁ベース付近で立ち止まったが、本塁打の判定に再びダイヤモンドを走り始めた。DeNA側からのリクエストも判定は変わらず。4番として約10年ぶりの本塁打に「一振りで仕留められたというのは良かったです」と充実感をにじませた。

約2年ぶりに4番に座った。9日中日戦(福島)で23年8月31日広島戦(岐阜)以来となる「4番」でスタメン出場。「4番を打てるような成績じゃない」と謙遜するが、指揮官は百戦錬磨のベテランに重責を託した。

苦しんだ先に光があった。今季は開幕から不振にあえぎ、2軍生活も経験。2度の登録抹消を経て、6月の月間打率は2割7分5厘と復調した。完全復活を告げるベテランの一発に、阿部監督も「いやあ、助けてもらった。やっぱり頼りになるのは、困った時のベテラン」と最敬礼を送った。

チームは貴重な1勝を手にしたが、まだまだ苦しい立場であることは変わらない。阪神とのゲーム差は依然として8・5ゲーム差ある状況に「上を見ないで、まずは自分たちの野球をしっかりやって。誰が打ったとかじゃなくて、こういう試合ばっかり続いてるので、なんとかこういう勝ちの拾い方をしていかないと」と坂本。酸いも甘いも知るベテランが打線のど真ん中に座る。【水谷京裕】

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