
元巨人で23年までヘッドコーチなどを務めていた元木大介氏(53)が自身のYouTube「元木大介チャンネル」を更新し、今季苦しんでいる巨人の戸郷翔征投手(25)について自論を述べた。
「結果が出てこないねえ…。スピードがもうちょっと出てこないかなって」とボールにもキレがないと指摘。さらに「バッターの手元で伸びがないのか、角度もないし、悩んでいる部分があるからボールに伝わるんだろうな」と話した。
戸郷は2年連続で開幕投手を務めたが、ヤクルトとの開幕戦では5回4失点(自責2)と本来の姿には見えない投球だった。以降は2戦連続でノックアウトされ、4月中旬に2軍降格。再昇格後に2勝を挙げたが、交流戦の6月22日西武戦(東京ドーム)で6敗目を喫して今季2度目の2軍降格となった。ここまで2勝6敗、防御率5・24と、現在も2軍での調整が続いている。
MCから「本人は原因をわかっているのか?」と質問されると、元木氏は「かなりストレスたまってると思う今。いろんな原因がわかって、それを取り組んでやってもやっても結果が出ない。先発は3試合連続で勝ち星がないとほぼ1カ月くらい勝ち星ないでしょ。そのあともずっと練習は続くわけじゃん、すごくストレス感じるのよね」と元ヘッドコーチならではの視点で分析した。
もがいている戸郷に向けて「まあでも、こういう年もあるわけだからね。なにかまた違う戸郷が出てきてそれがうまくいくと、引き出しができるわけだから」と助言。続けて「全部がうまくいってる選手っていないわけだから、苦しんでると思うけど、それを自分の引き出しにしてほしい。でも早く良くなってほしいよね」とエールを送った。