
西武と育成選手契約を結んでいる仲三河優太外野手(22)が支配下選手登録に復帰することが10日、分かった。この日、正式発表されるもよう。
仲三河は大阪桐蔭から20年ドラフト7位で入団し、24年から育成契約に切り替わった。今季はイースタン・リーグで打率3割2分7厘、9本塁打、37打点と圧倒的な成績を残してきた。
チームはここまでリーグ5位の32本塁打。入団1年目のセデーニョがここまで期待通りの活躍とはほど遠く、長打不足はチームの顕著な課題になっていた。
新外国人選手としてJ・D・デービス内野手(32=前エンゼルス3A)を緊急補強することも9日までに内定したものの、その9日にチームは貯金を使い果たした状態に。昇格を検討され続けてきた仲三河が、起爆剤の1人として、このタイミングでの支配下復帰の運びとなった。
◆仲三河優太(なかみがわ・ゆうた)2002年(平14)10月22日、栃木県栃木市生まれ。小山ボーイズ時代にはU15日本代表に背番号1として選出。大阪桐蔭時代は高校通算11本塁打。西武では23年のオープン戦・阪神戦(ベルーナドーム)で高校の先輩でもある中村剛とアベック本塁打を放っている。180センチ、100キロ。右投げ左打ち。