
広島サンドロ・ファビアン外野手(27)が6月度の「大樹生命月間MVP賞」を獲得した。広島外国人選手の月間MVP受賞は、14年9月のロサリオ以来。同年3、4月には担当スカウトのエルドレッド(現駐米スカウト)も受賞している。
6月は全22試合に出場して、リーグトップタイの31安打をマークした。打率3割4分8厘。5本塁打、17打点と打撃3部門すべてでリーグ上位の記録を残した。18日ソフトバンク戦では2点ビハインドの6回に来日初の満塁本塁打を放ち「みんな盛り上がって、すごくうれしかったし、最高の気持ちだった」と逆転弾の瞬間を振り返った。
来日1年目から日本球界に適応したことで、前半戦の6月の受賞となった。「毎試合、高い集中力を持って、自分の結果だけではなく、チームが勝つことを考えている。毎日の練習から勉強。そういう気持ちでいることで、いい結果が出ている。それ以上はない」。同僚のモンテロとともに首脳陣の助言に耳を傾けながら、日々取り組んでいる姿勢が好結果につながっている。賞金の使い道を問われても「大事に使います」とこちらも優等生の返答で報道陣を笑わせた。