
<ツインズ8-1カブス>◇8日(日本時間9日)◇ターゲットフィールド
カブス今永昇太投手(31)が敵地でのツインズ戦で負傷者リスト(IL)から復帰後3度目の先発。6回5安打2失点、1三振で約3カ月ぶりにクオリティースタートを達成したが、打線の援護がなく3敗目を喫した。今季11試合で5勝3敗、防御率2・80。
初回、先頭バクストンとジェファーズに2連続で二塁打を浴びて失点。1死後に4番コレアの左前打で一、三塁となり、続くルイスの犠飛で2点目を献上した。
だがそれ以降は立ち直り、2、3回と3者凡退。4回と6回にそれぞれ単打を打たれたが、2回以降に許した走者はその2人だけで、復帰後最多となる83球を投げ、0-2と2点ビハインドの場面で降板した。打線の反撃を待ったが、救援陣が8回に一挙6点を失い、1-8で大敗した。
同僚の鈴木誠也外野手(30)は「3番DH」で出場し、3打数無安打、1四球だった。
今永は試合後、自身の投球について「初回は真っすぐが狙ったところより低めに入ってしまったりとか、ストライクゾーンの中に集まってしまったので、2回以降はそれを修正しなければいけないと思って投げました」と、試合の中での修正点を説明した
先発陣の故障者が相次いでいることには「各ピッチャーが持てる力をしっかりと出せば、MLBの中でも屈指の先発陣だと思うので、自分もその1人になっているということにしっかり自信を持つ必要があると思うし、今ケガしている人がいつ帰ってきてもいいように自分も良い状態を保ちたいと思います」とコメント。後半戦に向け「ローテーションで穴を空けてしまった分、残っている体力を後ろに回すことができる。そこで必要とされているということが選手として一番の価値があることだと思うので、そこで必要とされる選手になりたいと思います」と意気込みを口にした。