
<高校野球新潟大会>◇開会式◇9日◇ハードオフ新潟
新発田南の主将、菊池大和内野手(3年)が、堂々と選手宣誓を行った。「一週間前に清書が終わりました」。緊張で前日は寝付けなかったが、「(言葉を)かまずに終えられて良かった。満点の100点です」と笑顔を見せた。宣誓文では野球人口の減少にも触れた。「勝った時の喜び、負けてもみんなと気持ちを分かち合えるところが(野球の)いいところ。自分たちにできることが伝えられたら、と思いました」と明かした。
初戦(11日・五十公野)は新発田農と対戦する。春の県大会は2回戦で0-5で敗れた。「春のリベンジ。絶対に負けない、という気持ちで頑張っていきたいと思います」と力を込めた。【小林忠】
◇選手宣誓全文
宣誓
今年も甲子園を目指す、熱い夏が始まろうとしています。
一生に一度しかない高校生活の中で、真摯に野球に取り組んだ仲間たちが、ここに集いました。
これまで、練習や試合に全力で挑み、失敗と成功を繰り返しながら、私たちは成長してきました。
今、野球人口は減少し、大好きな野球は、大きな転機を迎えています。私たち高校球児の役目は野球の素晴らしさを伝えることです。
何かに懸命に取り組むことの大切さ、これを今、私たちが野球をとおして証明しましょう。
そして、次の世代へ野球という素晴らしいスポーツをつなぐため、感謝と誇りを胸に、ゲームセットの瞬間まで相手を尊重し、高校生らしい全力プレーで戦い抜くことを誓います。
令和7年7月9日
選手代表
新潟県立新発田南高等学校
野球部主将
菊池大和