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【高校野球】世田谷学園・巨人川相昌弘氏の四男・俊輔「輝けるところまで輝く」裏方支える/西東京


羽村対世田谷学園 ボールパーソンを担当した世田谷学園・川相(撮影・野上伸悟)

<高校野球西東京大会:世田谷学園26-0羽村>◇6日◇2回戦◇小野路GIONベースボールパーク

悲願となる西東京の頂点を目指す世田谷学園に、将来有望のジュニアがいる。

川相俊輔内野手(2年)はかつて「バントの神様」と呼ばれた巨人2軍野手総合コーチ・昌弘氏の四男。大会前まで主力争いをしてきたが「守備固めで使われたのに(練習試合で)エラーしてしまった」とベンチ入りはかなわなかった。

それでも、この日はサポートメンバーとしてシートノックのボール渡しや外野のボールパーソンを全うし、チームの5回コールド勝ちを後押しした。

「甲子園を目指すチームなので、少しでも貢献できることがあれば」。献身的な姿勢は、泥臭いプレーした父の現役時代と重なる。

6人きょうだいの末っ子が野球を始めたのは、小学2年時。「元々は幼稚園でサッカーをやっていた」。しかし、父や巨人でプレーした次男の拓也さんの影響もあり「自分から興味を持ち出して野球をやりたい」と転向を決意した。

ただ、俊輔には葛藤もある。

「プロ野球選手の子もあって(自分と父や兄を)比べちゃって、自分がどんな立ち位置でやればいいのか、ちょっと曖昧になってきている」

恥ずかしさか、帽子であふれる涙を隠し始めた。

中学時代は右脚の成長痛にも悩まされ、思うようなプレーもできなかったという。それでも、「守備だけでもしっかり磨ければ」と俊輔。50メートル6秒4の俊足と父から教わったハンドリングを武器に過去にセンバツ出場経歴もある世田谷学園で腕を磨き続けている。

身長169センチ、体重57キロと体格面では劣るが、同校で指導40年目の成瀬智監督(61)も「バントも走塁も1軍レベルでセンスがある」とほれ込む。

秋以降は主力定着を目指す。3日に17歳の誕生日を迎えたばかりの俊輔はこう誓った。「小技や守備で輝けるところまで輝きたい」。夢の甲子園そして、偉大な父と兄の背中を追い続ける。【泉光太郎】

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