
<DeNA0-3阪神>◇5日◇横浜
阪神大山悠輔内野手(30)が5度目の3安打固め打ちで勝利に貢献した。「まずは出塁ということを考えていた。(前川)右京や熊谷が打ってくれたのでよかったです。デュープに点数をと思っていたのでその意味では出塁して得点できたのはよかったですね」とデュプランティエを後押しする仕事に胸を張った。
少しだけ違う気持ちでスタメンコールを聞いた。前日4日は「休養」のため今季初のベンチスタート。ただ、勝負どころの8回に代打で逆転を呼び込む左前打。「昨日だけですが、途中から出る難しさ、大変さをすごく感じました。準備の大切さもあらためて感じました」と振り返った。
猛暑の屋外球場ラッシュが続くため首脳陣の配慮でもらった初の休養。体だけでなく、気持ちにも貴重な1日になった。定位置の5番に戻り、4回は2死からしぶとくおっつけて右前打。先制の2得点につなげた。6回は先頭で右中間フェンス直撃の二塁打を放ち、またも熊谷のバットで生還した。7月は17打数10安打の打率5割8分8厘。好調をキープしている。
熊谷はよく絡んでくる、かわいい後輩だ。「仲良しかどうかは置いておいて(笑い)。普段から練習態度や準備の仕方、見えないところですごく勉強になる」と刺激を受ける存在。主軸を張る大山にとっても、手応えの残るチーム一丸の7連勝となったはずだ。【柏原誠】