
<高校野球東・西東京大会:開会式>◇5日◇神宮球場
第107回全国高校野球選手権東・西東京大会の合同開会式が5日、神宮球場で行われた。
開会式に先立ち育成功労賞と東京都高等学校野球連盟特別功労賞の表彰式があり、育成功労賞には東京都高野連理事の外池修一氏と前日野(西東京)監督の嶋田雅之氏の2人が受けた。また、特別功労賞にはスリーポンドスタジアム八王子職員の佐宗功氏が受けた。
外池氏は36年間にわたり、都立8校で責任教師や監督を歴任し、現在は東京都高野連の理事として重職を担ってきた。今回の受賞について「感無量です。今後も高校野球発展のために力を尽くせたら」と語った。一方の嶋田氏は日野を率いて95回西東京大会準Vに導くなど貢献したことを思い返し「久々に神宮に来たことで、負けたことを思い出した」とポロリ。続けて「野球人気が下がっている中で、いろんな子に野球を教えて裾野を広げることができたら」と話した。
今大会には東から138校126チーム、西は130校123チームが出場。2人とも互いに都立勢の躍進に注目を寄せ、外池氏は「私立だけではなく都立も元気出して」と期待した。嶋田氏も「私立が強いことは確かだが、野球は強いところが必ず勝つわけではない。ぜひ全力を尽くして戦ってほしい」と願っていた。