
<阪神3-2巨人>◇3日◇甲子園
阪神が今季3度目のサヨナラ勝ちで5連勝だ。2-2で迎えた9回無死満塁から6番豊田寛外野手(28)が決勝の中犠飛を放った。今季31試合登板で防御率0・00だった巨人の守護神ライデル・マルティネス投手(28)を攻略。チームは宿敵巨人相手に今季2度目の同一カード3連勝と圧倒した。貯金は12まで積み上がり2位広島に今季最大5ゲーム差。さあ、独走態勢に突入だ。
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阪神藤川球児監督一問一答
-今季無失点だった巨人マルティネスから決勝点
「自分も同じポジションをやっていましたから、同点の、しかもジャイアンツさんからすれば選手の苦しそうなコンディションもあったところで、僕が出ていった時を連想しても、そんなに簡単ではないと思うところでしたから。でも、よく森下が打って、植田が足を決めてというところでは、本当に選手たちのいい活躍でしたね」
-先発伊原は粘った
「本当にそう思いますし、こちらも我慢が必要だし、伊原も我慢をするし、相手は攻めてくるし、というところで、いい攻防といいますか、我慢比べだなと思いながらやっていましたけど」
-豊田は最後の打席で粘りも
「僕もタイガース入団してからすごく聞かされていたし、何打席凡退しても最後の1本でヒーローになれるというのが打者だし、それをつかみ取ったのが彼ですよね。本当に巡り合わせとか運とか、周りの環境も含めて彼に向いたというところでは、豊田にとっては素晴らしい、やってて良かったというところじゃないですかね」