
京都サンガF.C.は3日、24年パリ五輪代表MF川崎颯太(23)が7月に韓国で開催される東アジアE-1選手権を戦う日本代表メンバーに選出されたと発表した。
同日夜にオンライン取材に応じた川崎は「京都サンガとしてやってきたことが評価されてうれしい。サンガでやってきたことを見せたい」と充実した表情で意気込みを語った。
今季4位と躍進する京都を主将としてけん引。主にインサイドハーフとして出場し、4ゴールと得点にも絡んでチームを支えている川崎は「切り替えの早さや、ボールを受けた時に前を選択して攻撃のスイッチを入れること。攻撃でも守備でもスイッチを入れることが良いところだと思っているので、そこを見せていきたい」と韓国でのプレーをイメージした。
23年6月以来2度目のA代表選出。前回は帯同したものの、けがで別メニュー続きとなり出場はかなわなかった。それだけに、今回は他の選手とは違った思いも抱いて臨むことになる。「前回の悔しさは、誰よりも持っている。まずは代表デビューすることや、練習の中で自分を見せたいっていう気持ちは人一倍あると思うので、それはずっと持ち続けたい」。前回できなかったことを今度こそという思いは強く、早くも合流後のアピールに意欲を見せた。
2年の間に、成長した実感はある。「(前回は)自分としても若かった。あれから2年間主将をして、苦しい時も経験したし、精神的にも、プレーの幅も成長した。日本の皆さんにも見せられたらと思う」。成長止まらない23歳が、満を持して“デビュー”を迎える。