アビスパ福岡は3日、DF安藤智哉（26）が7月に韓国で開催される東アジアE－1選手権に臨む日本代表に選出されたと発表した。福岡からのA代表選出は、01年のFW山下芳輝以来24年ぶり2度目。
安藤は21年に愛知学院大から当時J3だったFC今治に加入。23年にJ2大分トリニータに移籍し、今季から福岡でプレーしている。190センチの長身を生かした空中戦の強さが武器のセンターバックで、DFながら今季4ゴールを決める得点力も持ち合わせる。
オンライン取材に応じた安藤は、代表選出に「正直びっくりしているとともに、すごくうれしい気持ちでいっぱいです」と第一声。18年1月のU－19代表、同7月のU－19全日本大学選抜以来となる国際舞台に向けては「守備で各国の代表選手と対峙（たいじ）するので、守備対応はもちろん大事だけど、攻撃でも絡んでいきたい。攻守において圧倒的な存在感を示したいし、まず試合に出て活躍することをイメージして代表活動を行いたい」と力強く意欲を語った。
努力を積み重ねてA代表に到達したことへの喜びも口にした。「小さい頃からプロになりたいとか、日本代表で活躍したい思いはあったけど、プロキャリアをスタートさせたのはJ3だった。J3から5年かけてJ1でプレーできて、今回代表に選ばれて、本当に地道にコツコツやってきて良かった」。J3からのスタートでも代表に呼ばれるまでに成長できることを証明した男は、次は韓国のピッチでその力を発揮する。
