
3冠王を2度獲得した阪神のレジェンド助っ人、ランディ・バース氏(71)の特別イベント「ランディ・バース Fan Fes!! in OSAKA」(主催・株式会社ヴィーナス)が2日、大阪市内の梅田常翔ホールで開催された。
85年、86年と本塁打王を獲得したレジェンドの人気はいまだ衰えていない。トークショーには観客300人が来場。阪神時代の自身の応援歌が流れる中、壇上に上がるとホールは歓喜の渦に包まれた。
1日、巨人13回戦(甲子園)の試合前に行われた阪神球団創設90周年企画「タイガース レジェンズデー」に参加した。この日も「当時、対巨人戦がポイントだった。巨人を倒さなければ優勝はないと言われていた。4月17日に勝つことで火が付いたと思う」と会場の笑いを誘った。1985年の日本一や入団時の話など、次々とエピソードを明かした。
もちろん、後輩たちの話題も上がった。中でも特に気になる存在が、誕生日が自身と同じ「3月13日」の佐藤輝明内野手(26)だ。「本塁打王はあり得ると思います。条件は左方向、広角に打つこと。35本から37本打で本塁打王を」とエール。阪神では86年の自身以来となるキング誕生を心待ちにしていた。