
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、公式YouTube「解体慎書」で、阪神大山悠輔内野手(30)の全力疾走を絶賛した。
「僕は大山が好きなんですよ」と話した宮本氏は「彼が凡打して、走ってる時を見ててください。抜いて走ってることがないです。見たことないです。すごく一生懸命走っています」と評価した。
宮本氏は、大山の姿勢がチームの若手に好影響を与えていることを指摘。「サトテル(佐藤輝)がこの間、ホームランがいったと思って、確信歩きしてたら、フェンス直撃でシングルヒットになったんですよ。僕はやっちゃったなと。憎めないところもあるなと思うんですけど、サトテルってそういうところがあるんですよね。でも、大山がいることによって、それがエスカレートはしていかないんですよ。大山さんが走ってるからって思うと思うんですよ、やっぱり」と話した。
全力疾走について、宮本氏は「しんどいですよ。毎日やって、移動もして。でも、その時の100%を出さないと。イチローが言ってましたけど、まさにその通りやなと思ったのが、今日は50%くらいしか力が出ないよと。どうやって奮い立たせても50%だという時に、それなら、その50%の100%を出しなさいと。これがみんな50%しか出ないと思ったら、50%の半分くらいの25%くらいしか出ないんですよ。その時のベストを出していくのが体力もつくし、技術もつくし、見てるお客さんも気持ちいいじゃないですか。そういうふうにやってほしいですね」と話した。