
日本野球機構(NPB)は1日、「マイナビオールスターゲーム2025」(7月23日=京セラドーム大阪、同24日=横浜スタジアム)のファン投票の最終結果を発表した。
阪神からセ・リーグ最多の5人が選ばれた。三塁手部門の佐藤輝明内野手(26)は2年ぶり4度目の出場になる。
シーズン折り返しを過ぎた時点でセ・リーグ独走の20本塁打。同2位の50打点。72万超の得票はセ・リーグでは森下翔太外野手(24)に次ぐ。
「本当に光栄です。選んでいただけるぐらい活躍ができたのは良かったかなと思います」とかみしめた。
球宴のイメージを聞かれると「スターが集まる舞台。お祭りじゃないですか」とし、自身のプレーでは1年目の21年に打った本塁打が印象に残っているという。
アーチの期待をかけられていることも理解している。「ホームランを打ちたいですね。しっかりオールスターでも自分の持ち味、ホームランを出せるように精いっぱい頑張ります。ぜひ、見ていただきたい。(歓声は)プロ野球選手でしか体験できない、経験というか。当たり前じゃないと意識してやっていかないといけないものだと思います」と自らにノルマを課した。
佐藤輝が思う「スター選手とは」という質問にも応えた。「その選手が出ていたら見たくなるような、どんな試合展開であっても、その選手がいるから見たいなと思ってもらえる選手がスターじゃないですか」と表現した。
本職は三塁。三塁手としての得票だったが、6月28日までの約1カ月間は外野1本で出場していた。守備位置も注目される。