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【西武】12球団トップ奪三振王の今井達也「僕は他の先発と比べて球種が…」好調要因を自己分析


西武ライオンズの投手、今井達也選手はNHKの「サンデースポーツ」で特集され、その好調の秘密が明らかになりました。今井は160キロの速球と鋭いスライダーを武器にし、セ・パ両リーグトップの110奪三振とリーグ第2位の防御率1.32を誇ります。彼の直球はギアを変えることで効果的に使われており、無走者時は150キロ台前半、得点圏では160キロまでスピードを上げて打者を惑わせています。彼の「脱力投法」も注目されており、変化球の様なタイミングで直球を投げる投法が打者を惑わせています。直球の進化に加え、スライダーとのコンビネーションで打者を翻弄し、直球の被打率は大幅に減少しています。今井は、自分のピッチングスタイルが確立されてきたと述べ、「勝てるピッチャー」を目指していると語りました。

西武今井達也(2025年6月27日撮影)

NHKは29日「サンデースポーツ」で西武の今井達也投手(27)の特集を組み、好調の要因に迫った。

今井は最速160キロ直球と、鋭く落ちるスライダーを武器にする球界屈指の剛腕。現在両リーグトップの110奪三振、リーグ2位の防御率1・32の好成績を残している。

同番組取材班が飛躍の理由を本人に直撃。投球で心がけていることを問われると「僕は他の先発と比べて球種が少ないので、1球種の中で緩急をつけないといけない」と話した。

ギアチェンジできる直球を使い分けている。走者なしの場合は150キロ台前半、得点圏に走者を背負うとギアを上げて150キロ台後半~160キロを計測する。

要所でギアを上げることで、得点圏の被打率は6分4厘と抑え込んでいる。今井は「6割のストレートもあれば、7割8割のストレートもある。10割全力で行くときもあるので、それが打者のタイミングを取りづらくしているのかな」と振り返った。

データでも如実に直球の進化が判明。昨年の直球被打率は2割3分2厘→1割8分1厘まで減少、奪三振は34%→43%に増加している。だが今井は「まっすぐが良くなっているというよりは、相手が勝手に考えて(振って)くれている」と話す。

昨季最多奪三振タイトルを獲得し、半分以上の三振をスライダーで奪っていた。今井は昨季の成績を踏まえて「どこのチームもスライダーを振って三振することは嫌だと思う。だからまっすぐが当たらない。スライダーを振らないようにしちゃうと、まっすぐが間に合わない」と分析した。

さらに直球を際立たせているのが「脱力投法」と呼ばれる独自のフォーム。力を抜いているように見える投球動作から、150キロ超え直球を投げ込み打者を翻弄(ほんろう)する。「変化球のタイミングで直球が来るので、なにを待っていいのか分からなくなるのかな」と振り返った。

昨季91敗に沈んだチームは、現在貯金5のリーグ4位で6年ぶりリーグ優勝を目指している。その思いについて問われると今井は「最近『今井さんからしてエースって何ですか』って質問をよくされるようになってきたんですけど、他の人が見て勝手に決めてくれっていう風に思っている。投球スタイルも確立できてきたので、試合の日はとにかく何があってもゼロで抑えてベンチに戻る。勝てるピッチャーになりたいなと思う」と真剣な表情で語った。

同番組に出演した元ソフトバンク監督の工藤公康氏(62)は「力みがなくなって余計な動きをしなくなったことが、安定したピッチングにつながっている」と分析した。

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