
日本ハムの水谷瞬外野手(24)が“鬼門”の7月を乗り越え、さらにギアを上げる。
昨季は、MVPに輝いた6月の交流戦で打率を3割7分6厘まで一気に上げたが、7月は月間打率2割6分8厘と、ペースダウン。今季は交流戦から1軍再昇格し、6月だけで57打数19安打4本塁打、打率3割3分3厘と好調で「去年以外は、この時期ぐらいから調子が上がっていた。今年は例年通りと考えて(7月も)自分に期待したい」と意気込んだ。
6月最終カードの西武3連戦は、28日に8回に一時勝ち越しの5号ソロを放ち、29日は1点を追う3回2死一、二塁で右翼フェンス直撃の同点適時二塁打。直後の相手パスボールでの勝ち越しをお膳立てした。勝負どころで結果を出しており「ボールが見えている。難しく考えず、シンプルに自分なりのプランを持ちながら打席に立てて、気持ちの面も安定している」。2年連続の交流戦MVPこそ逃したが、7月もしっかり打ちまくり、本塁打を放った際に披露する「パイナップルポーズ」も、畳みかけていく。【永野高輔】