
<巨人4-0DeNA>◇27日◇東京ドーム
巨人オコエ瑠偉外野手(27)がトルピード(魚雷)バットで先制点の足掛かりをつくった。
両チーム無得点で迎えた6回1死。DeNA先発ケイの143キロ高めカットボールを強振した。打球は中堅手の頭上を越えるフェンス直撃の三塁打となり、「1打席目のカットをちょっと(内に)入れすぎたなという反省があったので、もうちょっと真っすぐと同じように前で打とうと決めていた」と振り返った。
試合後には「今日トルピード使っていました」と、この日の試合でトルピードバットを使用していたことを明かした。「やっぱりヘッドの感じ方が全然違いますね。今日はトルピードで(2打席目に)センター前打ったので。普通のバットだとちょっとさされちゃうかなって感じだった」と感想を口にした。今後については「ピッチャーのデータを見ながら使っていければ」と話した。
◆魚雷型バットとは 元マサチューセッツ工科大(MTI)の物理学者で、昨季までヤンキースでアナリストを務めたアーロン・リーンハート氏(現マーリンズフィールドコーディネーター)が開発した。バットの先端が細く、魚雷やボウリングのピンのような形状。ヤ軍ではボルピ、ゴールドシュミット、ウェルズも魚雷型バットを使用。使用選手が本塁打量産したことでブームに火が付いた。