
<ヤクルト4-3阪神>◇27日◇神宮
阪神がリーグ再開初戦で、今季5度目のサヨナラ負けを喫した。
3-3で迎えた9回、3番手及川雅貴投手(24)は先頭岩田に二塁内野安打で出塁を許すなど2死二塁のピンチを招いた。迎えた3番内山のゴロを三塁高寺がはじき、一気に二走並木が生還。逆転でのサヨナラ負けとなった。
先制は阪神。4回、初対戦のヤクルト・ランバートからワンチャンスをものにした。先頭の中野拓夢内野手(28)が中前打で出塁すると、続く森下翔太外野手(24)の三塁への内野安打が相手の悪送球を誘い、中野は一気に生還。さらに2死一、二塁でヘルナンデスが中前適時打を放ち2点目。2-0のまま迎えた6回には2死二、三塁から相手の捕逸により3点目を追加した。
しかし7回、粘投を続けていた先発の村上頌樹投手(27)が1死から並木にソロ本塁打を浴びると、2死一塁から今度はオスナにカットボールを左翼スタンドへ運ばれ2ランを許し、一時同点に追いつかれた。
村上は7回8安打3失点で、4試合連続で白星なし。降雨で約20分の中断もあった接戦をものにできず、逆転負けを喫した。