
<巨人-DeNA>◇27日◇東京ドーム
値千金の“甲斐キャノン”が発動した。
1点リードの8回1死一塁、甲斐拓也捕手(32)がDeNA三森の盗塁を刺した。ソフトバンクで同僚だった快速自慢を、捕球から力強く鋭い送球で泉口のグラブに収めてみせた。
チームは緊急事態に襲われていた。絶対的な信頼を置かれるセットアッパー大勢投手(25)が8回から登板したが、1死後の2番佐野の初球で右太もも裏を抑えるしぐさ。投球は続行したが四球を出した後に降板していた。
勝利の方程式が崩れそうな状況で、緊急登板した場ルドナード投手(32)を甲斐キャノンが楽にさせた。