
上半身コンディション不良でファーム調整中のヤクルト村上宗隆内野手(25)が27日、屋外でのフリー打撃を2カ月ぶりに再開した。
埼玉・戸田球場で24スイングした。池山2軍監督が打撃投手を務め、バックスクリーン直撃を含む4本の柵越えを披露した。4月17日の離脱後、屋外でロングティーなどは行ってきたが、フリー打撃は初めて。「外で打てたことがよかったですし、徐々にゲームに向けて上げていければ」と心地よくスイングを続けた。
1歩ずつ実戦復帰にステップを踏んでいく。ノックやダッシュなども不安なく練習メニューを消化している。「いい日、悪い日はありますけど、その中でやるべきことはきちんとやって、徐々に復帰に向けて頑張っていきたい」と言った。 今季は1試合の出場に甘んじる。25日の株主総会後、林田球団社長は「村上君に大成してほしいのが我々の思い。海外に行きたいと言ったならば、申請してあげようと思う」と今オフにポスティングシステムでのメジャー挑戦を変わらず後押しする姿勢を示した。村上は「今までやってきたことを認めていただき、すごくありがたいです。でも今は試合に復帰することや、リハビリをしっかり過ごすことに目を向けている」。少しでも愛着あるヤクルトに置き土産を残せるように取り組んでいく。