
東京地検は26日、オンラインカジノを利用したとして書類送検されていたオコエ瑠偉外野手(27)と増田大輝内野手(31)を不起訴とした。
オコエは22、23年に、増田大は24年に、それぞれ国内からオンラインカジノサイトを利用し、賭博をした疑い。ともに容疑を認め、自主的な申告があったことから、書類送検した警視庁は起訴を求める意見はつけていなかった。
不起訴を受け、球団は「オンラインカジノの利用を正直に申告した経緯について自首が認められたことや、本人たちが心から反省し、贖罪(しょくざい)の意思を示しているなどを踏まえた結果と受け止めています。2名は今後、社会貢献活動などに積極的に取り組むことによって、改めて社会的責任を果たしてまいります。当球団としては、球団内での指導をいっそう徹底するとともに、オンラインカジノが違法であるとの社会啓発活動にも努めてまいる所存です」とコメントした。
プロ野球界のオンラインカジノ問題を巡っては、ペナントレース開幕までに8球団計16人の関与が判明し、所属球団から制裁金が科された。また、埼玉県警が賭博容疑で西武の選手ら5人を書類送検している。