
<イースタン・リーグ:巨人4-6DeNA>◇25日◇ジャイアンツタウンスタジアム
巨人ドラフト1位ルーキーの石塚裕惺内野手(19)がプロ初の“猛打賞”と“盗塁”を記録した。
「1番遊撃」でスタメン出場。2死二塁で迎えた3回の第2打席で右翼線に落ちる右前適時打を放ち、6試合連続の安打をマークした。続く6回の第3打席は中前打でマルチ安打。8回の第4打席に右前打を放ち、猛打賞を決めた。
さらに、9回の第5打席でも通算232セーブを誇るDeNA山崎から遊撃への内野安打を放ち、4安打の固め打ちとなった。試合後には「(これだけ打てて)高校生の時を思い出しました」と笑みを浮かべつつも「これを続けて、いいアピールができればいいかなと思います」と話した。打率も3割1分7厘と、一気に3割台に乗せたが「途中なので、シーズン終わった時に3割超えていたら、いいんじゃないですか」と引き締めた。
走攻守3拍子そろったプレースタイルが持ち味。3回には二盗にも成功し「1回盗塁して失敗してから、なかなか勇気が出なくて行けなかったんですけど、今日はサインが出たので、思い切って決めることができて良かったです」と喜んだ。桑田真澄2軍監督(57)も「素晴らしいですよね。追い込まれてからも粘り強いし、しっかりボールを見極めている。非常に楽しみですね」と称賛した。
<石塚の直近5試合の打撃成績>
◆6月20日 イースタン・リーグ・オイシックス戦(新潟) 4打数2安打1打点
◆6月21日 イースタン・リーグ・オイシックス戦(新潟) 2打数1安打
◆6月22日 イースタン・リーグ・オイシックス戦(新潟) 4打数1安打
◆6月24日 イースタン・リーグDeNA戦(Gタウン) 5打数1安打
◆6月25日 イースタン・リーグDeNA戦(Gタウン) 5打数4安打1打点2盗塁