
25日までにフジテレビ系「ジャンクスポーツ」が放送され、元近鉄の絶対的エースとして活躍した阿波野秀幸氏(60)が、近鉄時代の恩師仰木彬さんの面白エピソードを紹介した。
先週に続き、この日のテーマは「名将!星野仙一&仰木彬を語る会」。
仰木監督はサービス精神が旺盛で、当時は観客が少なかったパ・リーグを盛り上げたい気持ちが強かった。
近鉄のキャンプ地はサイパンだったため、遠方まではるばる応援に来てくれたファンを手厚くもてなしていた。ファンサービスはシーズン開幕後も続いた。
阿波野氏が球場でマッサージを受けていると、通りすがりの仰木さんから足をたたかれ「ちょっと監督室来い!」と突然呼ばれた。
「なにかしたかな」と疑問を持ちながら監督室へ向かうと、かわいい女の子3人が待ち受けており「うわ~本当に来た~!」と驚かれたという。
阿波野氏は見覚えのある顔に「サイパンで応援に来ていた人だ」と合点。仰木氏はファンサービスの一環でサイパンキャンプに来ていた女の子3人を東京ドームに招待していた。サインや2ショットを撮り終えると、仰木氏はユニホームに着替えて「今からおれは監督になる。招待券を出してあるからあとは頼むぞ」と伝えられて、取り残された阿波野はチケットをもらいに行き、3人をスタンド座席まで案内してあげたという。MCのダウンタウン浜田雅功は終始「なにをしてんねん!」と突っ込み、スタジオは大爆笑だった。