
ガンバ大阪がFW宇佐美貴史(33)のスーパーFK弾でFC東京から勝ち点3を奪った。
前半33分、ペナルティーエリアの外やや右の位置で新加入MF安部がファウルを受けて直接FKのチャンスを得ると、宇佐美がニア上に強烈な一撃。クロスと読んで一瞬反応が遅れた東京GK波多野の手をかすめてゴール右上に突き刺さり、パナスタに大歓声がわき起こった。後半6分にはこの日最大の危機を迎えたが、GK一森がPKをストップ。終了間際にはDF岸本の追加点で勝利を決定付けた。
リーグでは5月6日浦和戦以来、6試合ぶりとなる白星。昨季9戦未勝利と苦しんだ時期にチームを救った背番号7が、この日も試合を決めた。「もっと突き詰めて、クオリティーを上げていかないといけない」。そう言い続けてきた男が自らの右足で質の高さを証明し、勝利をもたらした。