
<イースタン・リーグ:オイシックス1―3巨人>◇22日◇ハードオフ新潟
オイシックスは、藪田和樹投手(32)が6回7安打2失点と粘りの投球を見せた。巨人戦に先発。リチャード内野手(26)に1回2死三塁から先制となる適時二塁打を許し、0-1の3回には2死からソロ本塁打を右翼席に運ばれたが、その後は緩急をうまく使い分けた。105球を投じ、5奪三振。武田勝監督(46)は「四球もなく4、5、6回と良かった。簡単に(打者を)追い込めたことは状態がいいということ。あとは決め球の落としどころ、曲げどころなど、細かい意識をテーマに取り組んでほしい」と評価した。
好投する藪田を援護したい打線は、0-2の4回裏1死二塁で陽岱鋼右翼手(38)の中前適時打で1点を返すも、それ以降は巨人の継投に沈黙。スコアボードに0が並んだ。それでも武田監督は「接戦の中、投打ともに最後まで諦めない姿勢を出せたと思う」と前向きだった。
本拠地での巨人3連戦は1勝2敗と負け越したが、3日間で1万人を越えるファンが来場し、大声援で選手の背中を押した。「新潟自体が盛り上がるし、選手たちを含めてモチベーションの1つになる。いい緊張感で戦えた」と感謝した。
移動日を挟み、24日から敵地でロッテと3連戦。武田監督は「天候がどうなるか分からないが、集中したい」と話した。【小林忠】