
DeNAが昨季途中から在籍していたマイク・フォード内野手(32)の再獲得に乗り出していることが20日、分かった。
昨季は7月に加入も、同じ一塁手のオースティンがフル稼働した影響でシーズンは6試合の出場にとどまった。それでもポストシーズンは“秘密兵器”として、CSファーストステージでは阪神村上から代打ホームラン。巨人とのファイナルステージ第6戦でも代打で値千金の同点適時打を放ち、26年ぶりの日本一の陰の立役者となった。
帰国時には「最初に来日した時に約束した通り、横浜を日本一にすることができてうれしいです!」と歓喜をかみしめて別れを告げた。今季はツインズとマイナー契約を結んでいたが、2日にリリースされていた。
強力打線が持ち味のチームだが、今季は得点力不足が深刻だ。交流戦のチーム打率は1割9分7厘と2割を切っており、12球団ワースト。昨季首位打者で不動の一塁手だったオースティンは右膝の違和感で離脱しており、1軍復帰の見通しは立っていない。強力打線復活へ、日本一の歓喜を知るスラッガーが横浜に帰ってくる。
◆マイク・フォード 1992年7月4日、米国ニュージャージー州ベルミード生まれ。プリンストン大を経て12年にヤンキースとマイナー契約し、19年メジャーデビュー。23年にマリナーズで16本塁打。24年7月にDeNA入団。6試合で1本塁打、打率2割も、ポストシーズンでは12試合、1本塁打、打率3割3分3厘。オフにツインズとマイナー契約したが、6月2日にFAに。183センチ、102キロ。右投げ左打ち。