
<日本生命セ・パ交流戦:広島2-16ソフトバンク>◇19日◇マツダスタジアム
ソフトバンク大関友久投手(27)が無傷の交流戦通算6勝目を手にした。7回を8安打2失点の好投。打っては4回1死一、三塁でスクイズを成功させ、プロ初打点をマークした。投打で躍動し、自身は今季5勝目。チームの3カード連続の勝ち越しにも貢献し、「(スクイズは)練習の成果が出たのかなと。うれしかったですね」と笑顔を見せた。
マウンド上では粘った。7点リードで迎えた7回。2死満塁のピンチを招くも、広島モンテロを右邪飛に仕留めた。カウント1-1から最後は外角へ144キロ直球を投げ込んだ。この日114球目。威力は落ちず、力で押し切った。5回は2死二塁から2ランを被弾し、今季交流戦初失点も要所はきっちり抑える投球。今年の交流戦は3試合に先発し、いずれもハイクオリティースタート(HQS、7回以上、自責2以内)をクリアした。
「どのボールも比較的にまとまっていたので。自分の良さを嶺井さんとの配球の中で出せたのかなと思います」と納得の表情だ。
これで交流戦は初登板の21年から自身6連勝。球団では斉藤和巳(3軍監督)の8連勝に次いで大隣憲司と並ぶ歴代2位の記録となった。交流戦大好き左腕は「結構、勝てているので。自分のやることをやった結果、続けていけるように」と来年以降も白星を重ねる。