
バルセロナは18日、エスパニョールのスペイン人GKジョアン・ガルシア(24)を獲得したことを発表した。
バルセロナは来季に向けて新たなGKを補強する必要性を考慮し、同じ街のライバルチームで素晴らしいパフォーマンスを披露していたジョアン・ガルシアに白羽の矢を立てた。
ジョアン・ガルシア獲得に関しては当初、プレミアリーグを含む多くのクラブからオファーを受け、移籍先でもレギュラーの座を確保することを望んでいたため、交渉が簡単にいかないと見られていた。
しかし、スペイン紙アスによると、バルセロナは来季のGKをジョアン・ガルシアとシュチェスニーの2人が占めること、テア・シュテーゲンを放出するつもりであることを伝えたという。
これにより、ジョアン・ガルシアの説得に成功し、最終的に契約解除金に設定されていた2500万ユーロ(約40億円)を支払うことで獲得に至った。契約期間は31年6月30日までの6年となっている。
ジョアン・ガルシアは今季のスペインリーグ全38試合にフル出場し、リーグ戦最多の146セーブを記録してチームの残留に大きく貢献した。これまでアンダー世代のスペイン代表に選出され、昨夏のパリオリンピックでは出場機会はなかったが金メダルを受賞したメンバーの一員になった。(高橋智行通信員)