
<日本生命セ・パ交流戦:DeNA4-2西武>◇18日◇横浜
西武の山村崇嘉内野手(22)に懐かしのハマ風が吹いた。
1点を追う2回無死一塁。DeNAジャクソンのカットボールを黒いバットで振り抜く。右翼席最前列へ中弾道で放り込む1号逆転2ラン。
「感触は良かったのですが入るとは思わなかったです」
初回に三塁線の打球をつかみきれず、それが先制失点に直結。取り返してみせた。
東海大相模(神奈川)の2年生4番打者として君臨。2年夏の決勝は24-1で圧勝し、山村も今と同じ黒い金属バットでスタンド上段への1発含む2本塁打など6打数4安打4打点。タテジマの主軸として打ちまくって甲子園を決めた。
プロ5年目、今季はまだ8試合目の出場。レギュラーではない。しかし三塁は外崎が攻守に安定せず、佐藤龍は中日へ移籍した。「打ってアピール。とにかく打つしかないです」。8回には失点につながった失策もしてしまったが、今はとにかく長所を出していく。