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【巨人】連敗4で止める 犠牲バント4つと犠飛で得点「こういう作戦は増えていく」阿部監督


巨人が“全員野球”で連敗を4で止め、「日本生命セ・パ交流戦」でパ・リーグ首位の日本ハムに逆転勝ちしました。阿部監督は自己犠牲の理念を重視し、犠牲バント4つと犠飛で得点機を確実にものにしました。特に、吉川尚輝の犠打や増田陸の同点犠飛、そして小林誠司の代打犠打からの得点が試合のポイントとなりました。この勝利で巨人は勝率5割に戻し、交流戦最下位から抜け出しました。阿部監督は「連打は難しいので、こういう作戦は増えていく」と語り、チームの士気が高揚する重要性を強調しました。シーズン中盤に向け、巨人の戦い方に変化が見られています。

巨人対日本ハム 連敗ストップでスタンドにあいさつする巨人阿部監督(撮影・浅見桂子)

巨人が“全員野球”で連敗を4で止めた。「日本生命セ・パ交流戦」で、パ・リーグ首位の日本ハムに逆転勝ち。犠牲バント4つと犠飛で貪欲に得点機をものにした。6回に4番吉川尚輝内野手(30)が犠打でつなぎ、5番増田陸内野手(25)が同点犠飛。7回にも代打小林誠司捕手(36)の犠打が決勝点を演出した。阿部体制での基本指針に組み込まれている「自己犠牲」で勝率5割に戻し、交流戦最下位からも脱出した。

   ◇   ◇   ◇

自軍ベンチからシグナルを送った。巨人阿部監督は口を一文字に結んだ。周囲からは悟られまいと鉄仮面を貫いた。

1点を追う6回無死一、二塁、打席の4番吉川に犠打を指示した。2球目を投前に転がして1死二、三塁。5番増田陸の中犠飛で同点に追いついた。続く7回は先頭オコエが中前打で出塁すると、代打小林がコールされた。大歓声の中、3球目で犠打を決めて得点圏に走者を進めた。1死二塁から丸の中越えの適時二塁打で勝ち越しに成功。決勝点を奪った。

阿部監督は「なかなか、連打、連打っていうのは難しいからね。こういう作戦は増えていくと思うんじゃないかなと思います」と納得の表情で振り返った。シーズン折り返しを前に戦い方の“ギア”が一段階上がった。開幕から66試合消化時点での犠牲バント37は、昨季の同57を大きく下回る。1試合で犠牲バント4は今季最多だった。小林の犠打には「代打でバントだけど盛り上がってくれるんでありがたいですよね。ああいうのが、やっぱりチームの士気が上がりますよね」と称賛した。

丸、坂本の1、2番も働きぶりが光った。決勝打の丸はもちろん、坂本はチーム初安打に加え、同点につながる四球を選んだ。指揮官は「ベテラン2人に託してる。相手に対するプレッシャーだったりとか、そういうのも目的として置いている。すごくいい仕事をしてくれた」と絶賛した。

自己犠牲をいとわないチームプレーで1勝をもぎとった。勝率5割復帰、交流戦最下位脱出で上昇の機運に乗る。【為田聡史】

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