
<DeNA4-2西武>◇18日◇横浜
西武の仲田慶介外野手(25)がプロ初のマルチ安打をマークした。
今季4度目のスタメン出場は、西武では初のレフトでのスタメン。2回の第1打席でDeNAジャクソンの内角直球をしっかり引っ張って右前打にすると、6回にはチェンジアップを右前に転がし、いずれも得点にはつながらなかったもののチャンスを広げた。
ソフトバンクからの育成再契約を辞退し、今季から西武の育成選手としてプレー。開幕直前に支配下登録されたものの、初安打は6月13日の中日戦(ベルーナドーム)とようやく出るなど苦しんだ。
仲田自身も「一時期フォームが分からない状態まで落ちてたんですけども」としながら「1本出て、気持ち的に。そこは大きいですね」とスイングにも迷いがなくなってきた。
ルーキー渡部聖が故障離脱中で、左翼スタメンは日替わりスタメンの状態。二塁や代走での出場が多かった仲田もこれで、出場の幅が広がるかもしれない。
「いやもう、必死にやるだけっすね。与えられたところでしっかり結果残せるように」
スイッチヒッターである点もアピールポイントの1つだ。西口文也監督(52)も「タイミングの取り方とか、変わってきているかなと思います」とし「左打席はいいんでね。右打席を」とさらなる期待を寄せていた。【金子真仁】