
ガンバ大阪の新加入MF安部柊斗(27)が、パナスタでの試合を前に気持ちを高ぶらせた。
17日は大阪・吹田市内の練習場で非公開練習。取材に応じた安部は、G大阪での初陣となった15日清水エスパルス戦について「最初からできるところまでやろうっていう気持ちだった。思い切ったプレーが部分もあったし、改善しないといけない部分もあった。初戦にしてはまずまずかなっていうデビュー戦だった」と振り返った。
いきなり先発起用したダニエル・ポヤトス監督(46)は、新加入ボランチのパフォーマンスを絶賛。「期待通りの、(自分が)待っていた選手。中盤のインテンシティーを上げてくれるし、ファイナルサードに入っていくところもやってくれた。自分たちは本当にああいうボランチを探していた。すごくチームにとって助けになる」と今後のチーム力アップを確信した様子で話した。
清水戦から中2日ということもあり、天皇杯2回戦ヴィアティン三重戦(18日、パナスタ)への出場は不透明だが、この試合か古巣対決となる22日FC東京戦で実現するとみられるホームでの初出場への思いを口にした。「意外と疲労は残っているけど、明日になればまた良くなっている。出番があってもやれる。待ちに待ったパナスタデビューなので、すごく楽しみ。出る機会があったら、自分のプレーの良さを大胆に、存分に発揮していきたい」。アウェー戦に多くのサポーターが駆けつけていたことを驚いたという背番号13が、あいさつ代わりのプレーで本拠地に歓喜の瞬間をもたらす。【永田淳】