
<ドジャース6-3パドレス>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム
ドジャースが大谷翔平投手(30)の二刀流復活マウンドを、予定の1イニングを2安打1失点で終えた。 大谷は23年8月23日(同24日)レッズ戦以来、633日ぶりのマウンド。ウィル・スミス捕手(30)とバッテリーを組んだ。
1番は21年本塁打王のフェルナンド・タティス外野手(26)。初球に97・6マイル(約157キロ)のツーシームでファウルを打たせると、カウント3-1から真ん中付近の98・3マイル(約158キロ)の直球で空振りを奪った。フルカウントから内角の99・1マイル(約159キロ)の直球で詰まらせたが、右前にポトリと弾む不運な安打となった。
2番は22年から3季連続首位打者のルイス・アラエス内野手(28)。初球の直球が暴投となり、無死二塁とピンチを招いた。それでもカウント1-1から内角低めのツーシームで追い込むと、4球目の直球はボールとなったが、この日最速の100・2マイル(約161キロ)をマーク。カウント2-2から低めのツーシームを中前に運ばれ、無死一、三塁とピンチを広げた。
3番はメジャー通算352本塁打マニー・マチャド内野手(32)。カウント1-1から外角へのスイーパーで追い込むと、フルカウントから外角のスイーパーを拾われ、先制の中犠飛とされた。
4番は大洋でも活躍したラリー・シーツを父に持つギャビン・シーツ内野手(29)と、1死一塁で対戦。フルカウントから内角の直球で詰まらせ、二塁手エドマンの好守もあり2死二塁となった。
5番はメジャー通算189本塁打のザンダー・ボガーツ内野手(32)。カウント1-1からツーシームを打たせ、三ゴロで1イニングを終えた。2回からアンソニー・バンダ投手(31)にマウンドを譲った。
1イニングを28球、2安打無四球1失点。最速は100・2マイル(約161キロ)だった。ベンチでは山本由伸投手(26)や佐々木朗希投手(23)、レジェンド左腕のクレイトン・カーショー投手(37)、パドレスベンチからはダルビッシュ有投手(38)も見つめた。スタンドからは1球ごとに大歓声が送られた。
打っては第2打席で同点の適時二塁打、第3打席でもリードを広げる適時打を放った。