
<ドジャース-パドレス>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番投手」で、633日ぶりの二刀流としてスタメン出場。投げては1回1失点だったが、第2、3打席で2打席連続の適時打を放った。
1回に1点を失い、その直後にディラン・シース投手(29)と対戦。フルカウントから低めのスライダーを振らされ、空振り三振に倒れた。
マウンドでは1イニングを28球、2安打無四球1失点。最速は100・2マイル(約161キロ)だった。ベンチでは山本由伸投手(26)や佐々木朗希投手(23)、パドレスベンチからはダルビッシュ有投手(38)も見つめた。
第2打席は0-1の3回2死三塁、1ボールから低めのスライダーを左中間へ運び、自身の失点を取り返す適時二塁打とした。続くベッツは中飛に倒れた。
第3打席は4-2の4回2死一、二塁、1ストライクから高めの直球を右前に運び、2打席連続の適時打とした。
第4打席は6-3の6回1死一塁で、左腕ペラルタと対戦。1ストライクから低めの際どい外角のツーシームをストライク判定されると、驚きの表情を見せた。追い込まれるとカウント1-2から外角のツーシームで空振り三振に倒れた。
パドレスのシースは、大谷の二刀流に深い縁がある。大谷がMLB移籍後初の二刀流デビュー(2番投手)となった21年4月4日(同5日)、エンゼルススタジアムで当時ホワイトソックスの右腕シースと投げ合った。大谷は5回途中3失点(自責1)で降板したが、第1打席でシースから右翼席へアーチを放った。
くしくも、二刀流デビューで投げ合ったシースと、二刀流「復活」で再び激突することとなった。