
<日本生命セ・パ交流戦 楽天5-4阪神>◇14日◇楽天モバイルパーク
楽天浅村栄斗内野手(34)が、名球会ブレザーに恥じない活躍を見せた。
狙い通りに仕留めた。2-3の7回無死満塁、阪神桐敷の初球フォークを捉えた。「打てるものだけ積極的にいこうと。満塁だったので、気持ち的には思い切りいきました」と左前にはじき返す同点適時打。「自分のイメージしていたボールが来た。いいところに飛んでくれて良かったなって感じです」。6回にも左前打を放ち、4打数2安打1打点で貢献した。
延長10回に及ぶ熱戦に終止符を打ったのは、浅村の自主トレに参加している石原彪捕手(26)だった。浅村は「まあ、まだ1本なんで。まだまだ、全然まだまだです」とハッパをかけた。
浅村は5月24日の日本ハム戦(楽天モバイルパーク)で平成生まれ初の通算2000安打を達成。この日の試合前には名球会ブレザー授与式が行われ、佐々木主浩氏(57=日刊スポーツ評論家)からブレザーを贈られた。「不思議な感覚でした。うれしいという気持ちはあんまりないですね。それよりもなんか、光栄なことだなとは思ってました」と振り返った。
チームは3連勝で交流戦初のカード勝ち越しを決め、阪神戦は6連勝と相性の良さを発揮した。