
J1清水エスパルスは15日、ホームでG大阪と対戦する。
DF山原怜音(26)は勝利で苦い記憶を払拭(ふっしょく)する決意だ。3月の前回対戦では前半15分に負傷退場。相手の激しいタックルを受けて右足首をひねった。チームも0-1で敗戦。約1カ月間の離脱を余儀なくされたゲームの悔しさは忘れていない。山原は「結果で悔しさを晴らしたい」と静かに闘志を燃やした。
11日のJ3松本との天皇杯2回戦では本職とは逆サイドの右サイドバックで出場。中3日での連戦に向けて「左右どちらでもやれる」と自信を見せた。次戦以降の5試合は前半戦未勝利だった相手との戦いが続く。秋葉忠宏監督(49)は後半戦序盤を「リベンジシリーズ」と位置付けた。頼れる不動のサイドバックも「負けた相手にダブルで負けることだけは許されない」と勝利を見据えた。【神谷亮磨】