
WEリーグのセレッソ大阪ヤンマーレディースは14日、イングランドの名門レスター・シティからFW宝田沙織(25)を完全移籍で獲得したと発表した。
宝田は20年までC大阪ヤンマーの前身、C大阪堺レディース(当時なでしこリーグ)に在籍し、約5年ぶりの復帰になる。
海外ではワシントン・スピリット(米国)、リンシェーピング(スウェーデン)を経て、24年1月にレスターへ完全移籍していた。
富山県生まれで、中学1年からC大阪ヤンマーの下部組織に入団。170センチ、59キロの体格を生かし、FWやDFなどあらゆるポジションができ、なでしこジャパンとして19年女子ワールドカップ(W杯)、21年東京オリンピック(五輪)にも選出された。
クラブを通じて「まず最初に言わせてください! みなさん、ただいま! 約4年半でしたが、海外で経験したことを伝えながら、勝利にこだわり、チームとして成長していけるように頑張ります」などとコメントした。
C大阪ヤンマーでは、エースだったFW矢形海優(25)がこのほど、同じWEリーグのマイナビ仙台レディースへの完全移籍が発表されたばかり。8月開幕の新シーズンへ、昨季は日テレ東京ヴェルディベレーザを初優勝に導いた松田岳夫新監督(63)の下、宝田がチームの目玉になる。