
元レアル・ソシエダード監督のイマノル・アルグアシル監督(53)のサウジアラビア行きが決定的になったと、スペイン紙ノティシアス・デ・ギプスコア電子版が13日に報じた。
アルグアシル氏は11位という不本意な成績でスペインリーグを終え、6季ぶりに欧州カップ戦出場権を逃した今季終了後、約6年半務めたRソシエダードの監督を退任した。
その後、セビリアの新指揮官の最有力候補に挙がり、11日に正式発表があるとまで報じられていた。しかし、最終的にセビリアのスポーツディレクターに就任したアントニオ・コルドン氏と行った会談で交渉が決裂。これによりアルグアシル氏はサウジアラビア行きを決断したとのことだ。
アルグアシル監督はまだシーズン途中の先月上旬、サウジアラビアのアル・シャバブから2年契約の目がくらむような高額オファーを受けていたという。そして先週、同クラブの本拠地リヤドに向かい、施設を直接視察し、監督就任を承諾したと同紙は伝えている。
アル・シャバブは今季、サウジアラビアリーグを6位で終えた。チームにはかつてアトレチコ・マドリードで活躍したベルギー代表FWヤニック・カラスコが所属している。(高橋智行通信員)