
<西武3-2阪神>◇11日◇ベルーナドーム
阪神森下翔太外野手(24)が直球勝負に打ち勝った。0-0で迎えた6回2死三塁。西武渡辺の直球を2球連続で見送ると、2ボールからの3球目はファウル。4球目は空振りしたが、5球連続ストレート勝負となった外角直球を見逃さなかった。二遊間を破る先制打で均衡を破った。
「(坂本)誠志郎さんが先頭からいい形(二塁打)でチャンスメークしてくれましたし、本当にワンチャンスだと思って集中して打席に入りました。しぶとく食らいつけましたし、いいヒットだったと思います。1点が欲しいところで取れたのは良かったです」。自画自賛の適時打で、一時は打点王争いでトップの佐藤輝に並んだ。
ただ、試合は9回に2点リードを逆転されてサヨナラ負け。「これからも自分ができることを継続してやっていきます」。クリーンアップのけん引役はバットでの巻き返しを誓った。