
<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク-巨人>◇11日◇みずほペイペイドーム
巨人打線が初回から火を噴いた。
2四死球でランナーをためて2死一、二塁から5番岸田行倫捕手(28)が先制適時打を放つと、2死満塁となって打席に立ったのは7番坂本勇人内野手(36)。ソフトバンク先発前田純の初球の直球を見事に捉えて左中間へ。走者一掃の3点適時二塁打は、現役最多のプロ通算463本目の二塁打で、歴代トップの立浪和義にあと24本と迫り、チームは初回で4点を積み上げた。
坂本は前夜も攻守で躍動した。1軍に昇格し、即スタメン出場すると、1点ビハインドの4回に同点打となる適時二塁打。5回裏の守備では先頭のソフトバンク周東が放った三塁線への痛烈な当たりを横っ跳びで好捕していた。試合後には「これを継続していくしかない。感覚的にもちょっと(不振時とは)違う感覚も出てきている。もっともっと良くなるようにやっていけなければいけないと思う」と話していた。