
アーセナルがスペイン代表MFスビメンディ(26)獲得に向け、レアル・ソシエダードと仮契約を結んでいるとスペイン紙アス電子版が10日に報じた。
Rマドリードがスビメンディ獲得に動き出したという報道が最近出ているが、アーセナル入りは決定的であるとのことだ。その理由として同紙は、アーセナルがRソシエダードに対して誠意を表すため、契約解除金として設定されている6000万ユーロ(約96億円)を1000万ユーロ(約16億円)上回る7000万ユーロ(約112億円)を提示し、3回払いで合意していること、そして選手本人から移籍の承諾を受けていることを挙げている。
また、スビメンディ唯一の願いは、トップチームで活躍するまでに成長させてもらったクラブができるだけ多くの移籍金を受け取ることであるとのことだ。
さらに同紙は、アーセナル加入の正式発表が遅れている理由として、ファイナンシャル・フェアプレーの規則および、この契約を来季(7月1日以降)に計上する必要があることに関係していると伝えた。
したがってRマドリードを含む他のクラブがスビメンディを獲得する場合、Rソシエダードとアーセナルの合意が破棄されなければならないが、そのためには2つの条件を満たす必要があるとのことだ。
ひとつ目は7000万ユーロ(約112億円)と同額以上の金額を提示すること、ふたつ目は法的な理由から、すでに締結されている契約に対して経済的補償を支払う必要があるという。
アーセナルはこの2つの条件があることにより、スビメンディとの契約に向けて平静を保っていられると同紙は伝えている。
(高橋智行通信員)