
<W杯アジア最終予選:サウジアラビア1-2オーストラリア>◇10日(日本時間11日)◇C組◇最終戦(第10戦)◇ジッダ(サウジアラビア)
2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会のアジア最終予選は10日、各地で最終戦が行われ、C組の2位オーストラリアがアウェーで3位サウジアラビアに2-1で逆転勝ちし、勝ち点19として6大会連続7度目の本大会出場を決めた。
5点差で負けなければW杯出場が決まるオーストラリアは1-0で勝った5日の日本戦と同じく、5バックで守備を固めたが、前半19分に守備網の隙を突かれて先制を許した。
それでも圧倒的に有利な状況。慌てることなく、同42分に同点に追い付いた。J1FC町田ゼルビアのFWミッチェル・デュークの左からのパスを受けたMFメトカルフがペナルティーエリア内に侵入して左足で冷静に蹴り込んだ。そこから徐々にサウジアラビアのファンは席を立ち始め、スタジアムは空席が目立つようになった。
後半3分にはオーストラリアが勝ち越し。ミッチェル・デュークが左からFKを高い打点のヘッドで合わせた。後半37分過ぎにJ1アルビレックス新潟のDFジェイソン・ゲリアがサウジアラビアの背番号10、MFサレム・ドサリを倒してPKを献上したが、そのキックを代表通算100試合目の出場だったGKライアンがセーブ。そのままリードを守り抜いた。
2018年ロシア大会、前回2022年カタール大会と過去2大会は大陸間プレーオフを勝ち抜いての出場だったが、今回はストレートイン。勝ち点13のサウジアラビアは3位でアジア・プレーオフに回ることになった。