
<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム-ヤクルト>◇10日◇エスコンフィールド
日本ハムが北海道移転後の通算1500勝を達成した。
球団にメモリアル勝利をもたらしたのは、北海道移転初年度の開幕戦が行われた04年3月27日生まれの21歳、達孝太投手だった。7回3安打無失点、6奪三振の快投。通算4勝目となる今季3勝目を挙げた近未来エースが節目を飾った。
04年に東京から北海道へ本拠地を移した日本ハムには、移転初年度に希代のスーパースター、SHINJO(現新庄監督)が加入。さらにドラフトではダルビッシュ有(現パドレス)、中田翔(現中日)、斎藤佑樹、大谷翔平(現ドジャース)らスター選手を次々と獲得して人気も実力も高めていった。
北海道移転後に監督を務めたのは4人。東京最終年の03年から監督人就任していたトレイ・ヒルマン氏(289勝)が04年から07年まで指揮を執って2度のリーグ優勝、1度の日本一。08年から4年間は梨田昌孝氏(301勝)が監督を務め、1度のリーグ優勝。12年から10年間は栗山英樹氏(684勝)が監督を務め、2度のリーグ優勝、1度の日本一。21年からはBIGBOSSこと新庄剛志監督(226勝)が就任した。
22年からは本拠地球場を札幌ドームから、自前球場のエスコンフィールドに移転。世界が誇るボールパークを舞台に今季は就任4年目の新庄監督のもとで、9年ぶりのリーグ優勝と日本一を目指している。
04年以降の年度別成績は以下の通り(勝敗、順位、監督)。
04年=133試合66勝65敗2分け、3位、トレイ・ヒルマン
05年=136試合62勝71敗3分け、5位、トレイ・ヒルマン
06年=136試合82勝54敗0分け、1位(日本一)、トレイ・ヒルマン
07年=144試合79勝60敗5分け、1位、トレイ・ヒルマン
08年=144試合73勝69敗2分け、3位、梨田昌孝
09年=144試合82勝60敗2分け、1位、梨田昌孝
10年=144試合74勝67敗3分け、4位、梨田昌孝
11年=144試合72勝65敗7分け、2位、梨田昌孝
12年=144試合74勝59敗11分け、1位、栗山英樹
13年=144試合64勝78敗2分け、6位、栗山英樹
14年=144試合73勝68敗3分け、3位、栗山英樹
15年=143試合79勝62敗2分け、2位、栗山英樹
16年=143試合87勝53敗3分け、1位(日本一)、栗山英樹
17年=143試合60勝83敗0分け、5位、栗山英樹
18年=143試合74勝66敗3分け、3位、栗山英樹
19年=143試合65勝73敗5分け、5位、栗山英樹
20年=120試合53勝62敗5分け、5位、栗山英樹
21年=143試合55勝68敗20分け、5位、栗山英樹
22年=143試合59勝81敗3分け、6位、BIGBOSS
23年=143試合60勝82敗1分け、6位、新庄剛志
24年=143試合75勝60敗8分け、2位、新庄剛志
25年=58試合32勝24敗2分け、1位、新庄剛志
※本拠地球場は04~21年まで札幌ドーム、22年以降はエスコンフィールド。22年は新庄監督の登録名がBIGBOSS。25年の成績は6月10日現在。