
<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム1-7阪神>◇5日◇エスコンフィールド
阪神が交流戦開幕カードとなったセパ1位対決で勝ち越しを決め、貯金を今季最多に並ぶ11に戻し、首位をがっちり守った。
初回、まさかの形で先制に成功した。日本ハム先発の細野が、先頭近本へストレートの四球を与えると、3連続四球。1死満塁から大山悠輔内野手(30)がストレートの四球で押し出しとなり先制。さらにヘルナンデスがラモン・ヘルナンデス内野手(29)が右前適時打を放ち、来日初打点を挙げた。
2-0のまま迎えた5回には1死二、三塁から、森下翔太外野手(24)が2点右前適時打を放ち、リードを広げた。
球場の盛り上がりが最高潮となったのは8回。先頭の佐藤輝明内野手(26)が、福谷のスライダーを右翼スタンドへ運び、通算100号本塁打に到達。2本塁打を放った前夜に続く活躍で節目のアーチをかけて、球場全体から祝福を受けた。さらに1死一塁で熊谷の右前打から敵失がからみ追加点を奪うと、なおも2死一、三塁で近本が中前適時打を放ち、大きくリードを広げた。
先発のジョン・デュプランティエ投手(30)は7回途中2安打無失点の好投で2勝目。5回2死から5者連続三振を奪うなど12奪三振とし、来日初となる2ケタ三振を奪い快勝に貢献した。