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甲子園“神整備”は「100年の歴史と技術」阪神園芸金沢健児さん語る 立浪から水多めと注文も


ABCラジオ「おはようパーソナリティ小縣裕介です」に、甲子園のグラウンド整備で知られる阪神園芸の金沢健児さんが出演し、長年にわたる甲子園の整備に関する秘話を披露しました。金沢さんは甲子園の水はけの良さについて、100年の歴史と技術の継承を強調。また、クライマックスシリーズでの整備が評価され“神整備”と称されるようになったエピソードも紹介しました。シーズン前の整地作業や選手からの要望についても話し、「芝の回復はごまかしが利かない」との苦労を明かしました。甲子園がホームの阪神は、次の試合が17日から始まるロッテ、ソフトバンク戦となり、「覚悟しています」とシーズンを見通したコメントを残しました。

ABCラジオに出演して甲子園の整備について語った阪神園芸・金沢さん(右)

ABC(朝日放送)ラジオ「おはようパーソナリティ小縣裕介です」に10日、甲子園球場(西宮市)のグラウンド整備で知られる阪神園芸株式会社のスポーツ施設本部・甲子園施設部長の金沢健児さん(58)が生出演した。

母親が球場内で務めていた関係で、中学2年のときに、当時は手書きだったスコアボードの得点入れのアルバイトをしていた。1988年入社。阪神淡路大震災など修羅場をくぐりながら甲子園とともに歩んできた。

小縣アナから「甲子園の水はけの良さは他球場となにが違うのですか?」と聞かれた金沢さんは「甲子園は100年の歴史があって、先輩の方々が水はけを改善する技術を残してくれたおかげです」と伝統の継承を強調した。

周囲から“神整備”と言われるようになったのは、17年に2位阪神と3位DeNAが甲子園で戦ったクライマックスシリーズ・ファーストステージだったという。第2戦が土砂降りの雨中戦で中断を挟んで決行された。

アシスタントの板垣菜津美さんから、シーズン前の手入れについて問われた金沢さんは「土の厚みは30センチほどありますが、雨を利用しながら畑を耕すように仕上げていきます」と年明けから始まっている作業の手順を説明した。

阪神をはじめ他球団の選手からもグラウンドの状態を聞かれる金沢さんにとって印象に残っている1人が内野手出身で元中日監督・立浪和義さんだ。本人から「きょうは三塁を守るので水を多めにまいてください」などと注文された。

「例えばメッセンジャーからはマウンドを固くしてほしいと要望を受けましたし、能見さんは逆に柔らかめが投げやすかったようです。それに芝の回復はごまかしが利かないので、高校野球、コンサートの後は大変です」

中国・近畿・東海が9日に梅雨入り。次にチームが本拠地に戻ってくるのは、17日からのロッテ、ソフトバンク6連戦だ。首位をキープする阪神の先を見通した小縣アナから「長いシーズンになりそうですね」と振られた金沢さんは「覚悟しています」と締めくくった。

なおABCラジオは「スーパーキャンペーン祭(6月9日~15日)」を銘打って、全国共通おこめ券、阪神タイガースを応援して現金をゲットできる企画を展開。「おはパソ」では近本、中野に続いて、11日に森下の単独インタビューが放送される。

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