
<フィリーズ4-3カブス>◇9日(日本時間10日)◇グレートアメリカンボールパーク
カブス鈴木誠也外野手(30)が敵地でのフィリーズ戦に「3番DH」で出場し、2試合ぶりの安打を放って5打数1安打だった。今季打率2割6分3厘、16本塁打、55打点、OPS.872。打点はリーグトップのアロンソ(メッツ)の61打点に次いで2位。この試合で勝ち越し打を放った“PCA”ことクローアームストロングと並んでいる。
鈴木は1-2の6回1死走者なしの第3打席で、カウント2-2から先発右腕ウィーラーの高めシンカーを捉えて中前打とした。初回は見逃し三振、3回は左飛、8回は打球速度109マイル(約175キロ)の強い当たりを放つも左直に倒れた。
延長11回はタイブレークの走者を二塁に置いて先頭で打席に立つも右飛で凡退。次打者の4番クローアームストロングが勝ち越しの右越え二塁打を放った。
だがその裏、先頭リアルミュートの適時打で追い付かれ、無死満塁から途中出場のマーシュにサヨナラ打を浴びて敗れた。カード初戦を落とし、今季40勝26敗で貯金14となった。