
楽天古謝樹投手(23)が9日、1軍の先発投手練習に合流し楽天モバイルパークで調整した。23年ドラフト1位左腕は「今、先発の人たちがしっかり抑えている中で、自分もファームでやってきたことを忘れずにしっかりこなしたいなと思ってます」。前回登板となった5日の2軍DeNA戦では、6回7安打2失点。再びチャンスが巡ってきた。
1軍で先発することになれば、5月10日の日本ハム戦以来、約1カ月ぶりとなる。「上手に抑えようとするというよりも、その1イニングの3人をどう抑えるかを意識して投げていくだけだと思う。長いイニングを見すぎず、1イニングずつ投げた結果、勝った状態でしっかり中継ぎの人に渡せればいいかなと思ってます」と意気込んだ。
7日巨人戦では、同期入団の大内誠弥投手(19)が初登板初先発し、4回1安打無失点と好投した。リアルタイムではなかったものの、投球をチェックしたという。「初先発ながらすごい肝が据わってますし、同期ながらすごいいいピッチングするなと思いました」と刺激を受けた。
若手が活躍することでチームを底上げしたいという思いも一層強くなった。「ベテランや主力の人たちにいつまでも頼りっぱなしだとダメですし、若手が食い込んでいかないとチームも強くならない。立場上、しっかりやらないといけないなと思います」と気を引き締めた。