
育成から支配下に昇格した巨人の山田龍聖投手(24)と鈴木大和外野手(26)が9日、東京都内の球団事務所で会見に臨んだ。山田は「背番号64」、鈴木大は「背番号98」。
山田は高岡商(富山)、JR東日本を経て21年ドラフト2位で入団。即戦力左腕として期待されるも、1軍登板なく24年オフに育成契約となった。今季はくふうハヤテに派遣され、ウエスタン・リーグで9試合に先発し、2勝2敗。5月28日に予定よりも約1カ月前倒しで巨人に復帰していた。「支配下だけでなく1軍で活躍するために(くふう)ハヤテでやって来たので、そこしか見ていないです」と力強いまなざしで宣言した。
鈴木大は北海学園大から21年育成ドラフト1位で入団。50メートル走5秒8の俊足が武器で、ここまでイースタン・リーグで29試合に出場し、打率2割1分3厘、6盗塁をマークしている。8日2軍オイシックス戦(ハードオフ新潟)の試合後に吉報を告げられ、すぐさま両親に電話。泣いて喜んでくれたといい「ここからより一層頑張って、1軍の戦力にならなければならない」と意気込んだ。
これで巨人の支配下選手は65人となり、上限の70人まで残り5枠となった。