
敵地でも走りまくる。広島は交流戦6試合を終え、4勝2敗の2位タイの好スタートを切った。
チーム打率2割9分6厘は12球団トップで、得点数27点は同3位。そんな攻撃を活性化させているのが、交流戦で12球団トップで唯一2桁10個を記録する盗塁だ。西武3連戦でも計7盗塁を決めて、今井ら好投手を攻略した。新井貴浩監督(48)は「打つだけで崩したわけではない。走塁でもプレッシャーをかけながらだったので、すごくいい攻撃ができているなと感じました」と振り返った。
新井監督はスコアラーや守備走塁コーチの働きをたたえた上で「打つだけじゃなしに、打と走でプレッシャーをかけて行けるような戦い方ができているかな」と手応えを口にする。交流戦前まで12球団最少15盗塁からの変貌ぶりが、交流戦の好スタートにつながっている。